施設・設備

太陽熱分野

人工光源による30kWth太陽集光シミュレータ

キセノンアークランプを19灯使い、最高3,000倍(中心ピークとして)の集光をした疑似太陽集光を再現し、集光度が高い(エネルギー密度の高い)太陽集光の疑似試験ができる設備です。大型のソーラー反応器やソーラーレシーバーの性能試験を行うことができ、質量分析装置とガスクロマトグラフによって生成する水素、CO2、酸素の量を測定します。

示差走査熱量測定器(DSC)

最高温度1500℃までの材料の化学反応や相変化に伴う熱量(吸熱・発熱)等を測定します。

熱重量分析(TGA)による金属酸化物の熱サイクルの反応性試験装置

水蒸気供給装置(およびCO2供給系)と繋いだ熱重量分析器(TGA)により、金属酸化物触媒の水熱分解水素製造サイクル(およびCO2熱分解サイクル)に対する反応性を評価できます。また、空気中における化学蓄熱用の酸化還元金属酸化物の蓄熱サイクルの反応性も評価できます(最高使用温度:1500℃)

水熱分解デバイスの3kWth太陽集光シミュレータによる反応試験装置

人工光源(キセノンアークランプ3灯)からの疑似太陽集光(3kWth)を水熱分解触媒の発泡体デバイス等に照射し(スポットの直径6cm)、高温(約15000℃)での水素製造試験を行うことができます。質量分析装置とガスクロマトグラフによって生成する水素、CO2、酸素の量を測定します。

人工光源による5KWth太陽集光シミュレータによるソーラー反応器等試験装置

キセノンアークランプを3灯使い、集光度が高い(エネルギー密度の高い)5kWthの太陽集光(スポットの直径9cm)を触媒や蓄熱材、反応器に照射することができます。質量分析装置とガスクロマトグラフによって生成する水素、CO2、酸素の量を測定します。

スプレードライヤー

スプレードライ法により触媒の真球状微粒子(流動床触媒用)を製造することができます。

高温焼成炉

最高温度1700度までの材料の焼成を行うことができます。

大型焼成炉 ×3台

大型焼成炉3台で約1350度までの材料を大量に焼成することができます。

太陽光発電分野

ソーラーシミュレータ

キセノンランプとハロゲンランプを用いた2光源ソーラーシミュレータです。疑似太陽光により太陽電池の電流-電圧特性を評価します。

分光感度測定装置

太陽電池の分光感度スペクトルを評価することにより、外部量子効率特性を評価する装置です。スペクトルに対する感度の波長依存性を知ることができます。

真空ラミネータ

温度と圧力をかけることで太陽電池セルとモジュール材料の積層体をラミネートして太陽電池モジュールを作製する装置です。

環境試験装置

高温高湿試験、温度サイクル試験、紫外光照射試験等の加速試験を実施する装置です。試験前後の太陽電池特性を評価することで、試験による太陽電池性能への影響を評価できます。

イオンクロマトグラフ装置

試料溶液中のイオン種を分離し定量する装置です。加速試験後の太陽電池モジュール内に含まれる酢酸イオンの定量分析を行うことで、劣化メカニズムの解明を試みています。

水電解分野

表面構造解析装置

電界放射形走査電子顕微鏡・エネルギー分散形X線分光器・顕微ラマン分光装置

光電気化学測定システム

光電気化学評価用 各種光源・電気化学アナライザー