共用設備基盤センター

2026.9.2-4
JASIS 2026 に参加しました
― EPOCHを通じた全国連携と、次世代の研究基盤整備に向けて ―

2026年9月2日(水)~4日(金)に開催された「JASIS 2026」に参加しました。
今回のJASISでは、研究基盤刷新事業(EPOCH)のキックオフ会議への参加、EPOCHブースにおける新潟大学の取組紹介、研究基盤協議会ブースでの活動に加え、今後の研究設備整備に向けた最新分析機器・技術の情報収集を行いました。
EPOCH採択19大学から、日本の研究基盤を支える
EPOCHキックオフ会議では、採択された19大学の取組概要が紹介され、それぞれの大学が特色を生かした研究基盤強化を進めていることを把握することができました。
会議を通じて改めて認識したのは、EPOCHは各大学が個別に研究基盤を強化するだけの事業ではないということです。採択大学が相互に連携し、それぞれが有する設備・技術・人材等を生かしながら、日本全体の研究基盤を支えていくことが期待されています。
新潟大学においても、EPOCH採択大学のみならず、研究基盤協議会をはじめとする全国的なネットワークと連携し、一大学の研究基盤強化にとどまらない視点で事業を推進していくことが重要であると認識しました。
また、会場では新潟大学のEPOCH事業に参画する関係機関・関係者とも今後の事業推進に向けた打合せや情報交換を行うことができ、今後の連携について認識を共有する有意義な機会となりました。
大学の研究リソースを「見える化」する必要性
研究基盤協議会のブースでは、企業や大学関係者に対し、大学における研究設備・機器の共用化や研究基盤強化に関する取組を紹介しました。
来場者からは、大学が保有する研究設備・機器や、研究基盤を支える人材育成に関心が寄せられました。一方、意見交換を通じて、大学が有する設備・機器、人材、研究シーズ等の研究リソースが十分に見える化されていないという課題も改めて認識しました。
各大学がそれぞれ情報を保有・公開していても、その情報が大学ごとに孤立していては、大学の枠を越えた研究基盤の活用にはつながりません。
今後、設備・機器をはじめとする研究リソースの情報を整理・標準化し、大学間でつなぐことにより、「どの大学に、どのような研究基盤があるのか」を全国的に把握・活用できる仕組みを構築していくことが重要であると感じました。
最新研究機器から、今後の設備整備を考える
JASIS会場では、ICP-OES、ICP-MS、GC-MS、GC-MS/MS、GC×GC-MS、NMR等を中心に、各メーカーが展開する最新の研究機器・分析技術について情報収集を行いました。
最新機種の性能や新たな分析技術、自動化・省力化等の特徴に加え、おおよその価格帯についても情報を収集することができました。多数のメーカー・機種を一度に比較できたことは、今後EPOCH事業において研究設備の導入・更新を検討していく上で重要な情報となりました。
さらに今回の参加から、JASISのように「メーカーの最新技術」と「研究者のニーズ」が出会う機会を大学内にもつくるというアイデアを得ることができました。
今後、複数の分析機器メーカーによる最新機器の実機展示や技術紹介を行う「ミニJASIS」のような企画を学内で開催することで、研究者が最新技術に直接触れるとともに、「どのような設備・機能が研究に必要なのか」という学内研究者のニーズを把握することができます。
そこで得られた研究者の要望をEPOCH事業における設備導入の検討に反映し、最新技術の把握 → 学内ニーズの把握 → 導入候補設備の検討 → 戦略的な設備整備という流れにつなげていきたいと考えています。
日本全体の研究基盤強化へ
今回のJASIS 2026への参加を通じ、最新研究機器に関する情報を収集するだけでなく、EPOCH採択大学、研究基盤協議会、企業等との交流を通じて、今後の研究基盤整備について多くの示唆を得ることができました。
新潟大学では、EPOCH事業を自大学だけの研究基盤整備として捉えるのではなく、他大学や研究基盤協議会等との連携を進めながら、日本全体の研究基盤を支えるという視点で事業を推進していきます。
 
     
  写真:ブースでの展示の様子。
  新潟大学における研究基盤強化の取組を紹介しました。

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