共用設備基盤センター

2018.7.30キックオフミーティング 〜新たな共用システムの導入に向けて〜

文部科学省先端研究基盤共用促進事業キックオフミーティング
〜新たな共用システムの導入に向けて〜
開催報告

 新潟大学では、文部科学省先端研究基盤共用促進事業「新たな共用システム導入支援プログラム」の平成30年度事業採択を受けて、2018 年7月30日(月)16:30〜より五十嵐キャンパス総合研究棟物質生産棟161-1, 2室において、「文部科学省先端研究基盤共用促進事業キックオフミーティング〜新たな共用システムの導入に向けて〜」を開催しました。

 生駒忠昭共用設備基盤センター機器分析部門長の司会・進行のもと、開催に先立ち、高橋均共用設備基盤センター長から開会の挨拶と新潟大学における設備共用化の重要性、共用設備基盤センター設立および事業の採択までの経緯が説明されました。

 次いで、プログラムに基づき、吉田豊 設備戦略企画室マネージャーより「新潟大学における先端研究基盤共用促進事業の取り組み」と題して、新潟大学の研究設備共用化の取り組みと事業の趣旨、全国及び新潟大学の事業採択状況、事業の全体像および運営体制についての講演がありました。その後、各共用ユニットの事業説明として、以下の講演がありました。
オミックス共用ユニット長の池内健教授からは「オミックス共用ユニットの概要と展望」と題して、事業概要と実施体制、各共用設備の性能、用途、先端共用設備を利用した研究成果の事例についてのご紹介とともに、近年の技術革新と先端共用機器の整備やアクセス環境の整備の必要性、今後の活動予定が紹介されました。
マテリアル共用ユニット長の小西博巳教授からは「マテリアル共用ユニットについて」と題し、事業概要と実施体制、また分析ソムリエ等の特徴的な取り組みの他、共用システム運営の自立化に向けた計画、共用設備の性能、用途、解析事例が紹介されました。
ケミカルバイオロジー共用ユニット長の伊藤紀美子教授からは「ケミカルバイオロジー分野における設備共用化と若手支援の取り組み」と題して、事業概要・実施体制・実施計画の他、共用設備の用途、オープンラボスペースへの汎用設備整備による若手支援の取り組みについて紹介がありました。
 最後に,竹林浩秀副センター長より閉会の挨拶があり、本会の総括と、設備共用化が研究の発展に大変重要であるという御経験、技術職員の組織化も踏まえたセンターの将来像など今後の展望について話題が提供され、盛会の内に会は終了いたしました。
 
 学長を始め、共用設備基盤センター、脳研究所、大学院医歯学総合研究科、歯学部、理学部、農学部、工学部、大学院自然科学研究科、学外からの参加者も含め、47名の参加者がありました。ご多忙中にも関わらず開会から閉会まで御出席頂いた学長からは、事業の採択にあたっての関係者へのねぎらいと励ましのお言葉を頂きました。また、講演内容に対して出席者からの活発な質疑応答があり、大変有意義な会となりました。ご協力,ご参加頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

平成30 年7月31 日
共用設備センター長 高橋均

新潟大学における先端研究基盤共用促進事業の取り組み

マテリアル共用ユニットについて

ケミカルバイオロジー分野における設備共用化と若手支援の取り組み

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共用設備基盤センター 設備戦略企画室