共用設備基盤センター

2025.03.10
第7回技術交流会を開催しました

本技術交流会は、新潟大学 共用設備基盤センター機器分析部門と長岡技術科学大学 技術支援センターとの設備共用・研究支援を職務とする技術職員による情報交換・技術共有を目的とした会です。各々の大学における技術職員の活動報告、事例紹介、および発表に基づいたディスカッションを年に一度行っています。
平成30年度に第1回が開催されて以来、第7回目の本年度は新潟大学五十嵐キャンパスを現地会場とし、オンライン参加も兼ねたハイブリッド開催としました。また、今回は新潟県工業技術総合研究所の職員の方々にもご参加いただき、新潟県下の研究・技術支援に携わる職員が一堂に会しました。当日は現地参加10名、オンライン参加5名の計15名にご参加いただきました。
 
長岡技術科学大学の活動報告では、3Dプリンターを用いて製作した分光光度計の試料ホルダーのモデルを披露していただき、触れたことのない設備について知見を得ることができました。
 
情報交換会では、「技術交流会を通じて各機関で取り組みたいこと」と題してディスカッションを行いました。各機関での共通の課題として、財源減少により設備・機器の新規購入や更新が困難であることが挙げられました。これを改善する方法として、機関間での設備保有状況の把握および情報交換、また、他機関との設備相互利用を円滑にするための連携などを望む声があがりました。
 
最後に新潟大学 共用設備基盤センター 五十嵐ラボにてSEMやEPMA、NMRなどの設備見学および運用状況の説明を行いました。全てのプログラムを通じて活発な意見や質問が飛び交い、盛況のうちに終えることができました。今後は、新潟県工業技術総合研究所も含めた3機関での技術交流会として進め、組織の枠を超えた新潟地域としての研究環境整備につなげていきたいと思います。
 
交流会の様子 当日のプログラム

 

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共用設備基盤センター 設備戦略企画室