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本郷優助教らによる研究成果「極低温の量子流体中に現れる普遍的な力-量子揺らぎが導く原子超流動体中の分子間力-」

2022年12月07日スイングバイ・プログラム採用者支援研究成果

万有引力の法則に代表されるように、「物質間に働く力」という概念は、物理学において重要な位置を占め続けてきました。若手教員スイングバイ・プログラム令和4年度採用者の本郷優助教(自然科学系・理/理化学研究所数理創造プログラム客員研究員)とドイツ・ハイデルベルク大学の藤井啓資研究員・Tilman Enss教授の国際共同研究グループは、極低温の量子流体中に浮かべられた粒子間に、長距離ではファンデルワールス力と呼ばれる分子間力と同じ力が働くことを理論計算から明らかにしました。レーザー技術によって絶対零度近く(数十ナノケルビン程度)まで冷却された原子集団は、量子状態を高精度に制御可能な系として近年注目されており、ミクロな世界における力を調べる上でも格好の舞台となっています。本研究は、極低温で実現する原子超流動体中の不純物粒子に、量子揺らぎに起因した普遍的な長距離力が作用することを新たに明らかにしたものです。

詳しくは本学HPをご覧ください。
極低温の量子流体中に現れる普遍的な力-量子揺らぎが導く原子超流動体中の分子間力-(本学HPニュースサイトに移動します)