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森助教が代表を務める発掘調査チームの記事が新潟日報に掲載されました

2022年10月21日テニュアトラック事業研究成果

超域学術院の森貴教助教が代表を務める島崎川流域遺跡調査団が、9月に赤坂遺跡(長岡市)の発掘調査を実施し、その様子が10月18日(火)付の新潟日報地域面に「集落守る溝 解明着々 長岡・赤坂遺跡 新大チーム調査」として掲載されました。

標高90 m以上の山中に位置する赤坂遺跡では、約30年前の山道工事の際にV字溝の一部や土坑、竪穴建物の断面が発見されました。これらは弥生時代の高地性集落の遺構とみられていますが、その後詳しい調査が行われてきませんでした。

本学の教員・学生を中心に構成される島崎川流域遺跡調査団は、この赤坂遺跡について2021年度の第1次調査でV字溝の再確認及びその記録化を行いました(*)。今年度の第2次調査では、教員2人学生15人が参加し、詳しくV字溝を調べ、溝の深さが約3.6mであることや弥生時代後期後半(2世紀後半頃)の遺構であること等を明らかにしました。これは県内最大規模で、中国史書に「倭国乱」と記された当時の緊迫化した社会情勢を示唆するとのことです。

記事では、V字溝の底を検出した学生の喜ぶ様子や、今後の展望についての森代表のコメント等が紹介されています。ぜひご覧ください。

超域学術院の森貴教助教が代表を務める島崎川流域遺跡調査団が発掘調査の成果を刊行しました (2022年03月23日 研究推進機構HPニュース記事)