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【開催報告】新潟大学研究統括機構ELSIセンター J-PEAKS WEEK 研究支援シンポジウム「競争から協創へ-研究拠点・施設間のデータ試料等の連携の具体化方策-」を開催しました

2026年09月30日ELSIセンター活動報告

新潟大学研究統括機構ELSIセンターは、J-PEAKS WEEKの一環として、9月17日(木)に研究支援シンポジウム「競争から協創へ-研究拠点・施設間のデータ試料等の連携の具体化方策-」を開催しました。

本シンポジウムには、約65名(オンライン参加含む)の国内大学・研究機関の研究者、URA、事務職員等が参加し、社会実装の過程で必ず直面するELSI(倫理的・法的・社会的課題)やRRI(責任ある研究・イノベーション)を、機関や分野を越えた協創の基盤として捉え、バイオバンクや遺伝資源へのアクセスと利益配分(ABS)などの具体的な事例をもとに、研究拠点・施設間の連携のあり方や、今後のリサーチアドミニストレーションの方向性について議論を行いました。

基調講演では、東北大学東北メディカル・メガバンク機構の長神風二教授から、「東北メディカル・メガバンク計画のこれまでとこれから」と題し、大規模コホート研究の成果や今後の展望についての紹介が行われました。
また、新潟大学脳研究所の菊地正隆特任准教授からは、東北メディカル・メガバンク計画との連携を通じた新潟大学における研究展開について報告がありました。
さらに、国立遺伝学研究所の鈴木睦昭ABS支援室長が、遺伝資源の利用を例に、研究機関間連携の課題と可能性についての講演を行いました。
続いて、新潟大学研究統括機構ELSIセンターの渡辺豊センター長から、人文社会科学を起点とした分野横断的な連携を推進する「ELSI連携センター構想」が紹介されました。

後半のパネルディスカッション「事業・研究拠点間連携の具体化に向けて」では、白川展之ELSIセンター副センター長の進行のもと、研究データや試料の共有、人材育成、拠点間ネットワークの構築、ELSI/RRIを踏まえた連携体制などについて、活発な意見交換が行われました。
参加者からは、研究支援部門やURAが果たす役割の重要性、研究機関間の協創を促進するための具体策について多くの関心が寄せられ、今後の連携の可能性を探る有意義な機会となりました。
シンポジウム終了後には、全国から集まった研究者やURA、事務職員によるネットワーキングランチおよび施設見学が実施され、参加者同士の交流と情報共有が行われました。こうした活動を通じて、研究支援コミュニティのさらなる発展と、研究拠点間連携の深化が期待されます。
新潟大学研究統括機構ELSIセンターは、今後も国際・地域社会への還元に資する取り組みを推進してまいります。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構 長神風二教授

国立遺伝学研究所 鈴木睦昭ABS支援室長

パネルディスカッション

新潟大学脳研究所 菊地正隆特任准教授による発表

ELSI連携センターの構想についての説明

ネットワーキングランチの様子