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1月23日(火)に第1回共用設備基盤センターシンポジウムを開催しました。

2018年04月03日共用設備基盤センターお知らせ

2018年1月23日午後、新潟大学脳機能研究センター6階ホールにおいて、「生命科学における先端イメージング研究」と題された第1回共用設備基盤センターシンポジウムが以下のようなプログラムと講演内容で開催しました。共用設備基盤センターに改組され、第1回目のシンポジウムとして「先端イメージング研究」をテーマに,4名の講師(学外2名,学内2名)をお招きして,先端研究を紹介していただきました。

第1回共用設備基盤センターシンポジウムプログラム

開会挨拶 高橋均理事(共用設備基盤センターセンター長)

講演1. 13:05〜13:55 (座長:生駒忠昭)

大島勇人教授(新潟大学歯学部)
「電子線マイクロアナライザー(EPMA)の生物医学研究への応用」

人体は多くの異なった元素からできており、水素、酸素、炭素、窒素などの多量元素以外に、多 量金属元素、微量金属元素、極微量元素で構成される。電子線マイクロアナライザー(EPMA) は、縦、横、深さ、約1m mの領域内の原子番号4以上の元素の種類や平均濃度を分析することができる。講演では、簡単な原理から生物医学研究への応用について紹介された。

講演2. 14:05〜14:55 (座長:高橋俊博)

岡村信行教授(東北医科薬科大学医学部薬理学教室)
「神経変性疾患における分子イメージングプローブ開発」

ミスフォールデイング蛋白のPETイメージングは、アルツハイマー病をはじめとする神経変性 疾患の早期発見や根本治療薬開発に貢献する画像診断技術である。本講演では、これまでに進められてきたタウPETプローブ開発や臨床研究を振り返りながら、今後の展望が述べられた。

講演3. 15:05〜15:55 (座長:吉田豊)

瀬藤光利教授(浜松医科大国際マスイメージングセンター)
「質量分析イメージングの生体応用の最近の進展」

浜松医大では光量子技術の医学生物学応用を進めている。一昨年,光量子医学研究センタ一が改組され、新しく光先端医学研究センターと国際マスイメージングセンターが設置された。講演では、国際マスイメージングセンターにおける、光量子技術、質量分析技術、イメージ ング技術の医学生物学応用の取り組みと最近の成果が発表され議論された。

講演4. 16:05〜16:55 (座長:高橋俊博)

渡辺賢一特任教授(新潟大学医歯学総合研究科生活習慣病予防検査医学)
「新潟から世界に発信一一心臓のRI画像解析」

共用設備基盤センター放射性同位元素部門で実験し、Circulation-JBC-Brit J Pharmacol・J Nucl Medなど世界に向かって発表した成果の一部が紹介された。動物モデルを用いた心臟核医学を検討するにあたり、適切なRI投与量•集積などが不明でまったくの初歩から開始した研究であり、MIBG,2DG*BMIPP,9MPAなどの様々な標識薬剤やTLC法を用いた結果が報告された。

閉会挨拶 竹林浩秀教授(共用設備基盤センター副センター長)

高橋 均 研究担当理事のあいさつ(写真1)を皮切りに、各々の研究者のイメージング研究について紹介いただき、活発な議論が行われました。最後まで参加していただいた方達と集合写真を撮り終了しました。(写真2) 暴風雪という悪天候の中、総勢28名に参加していただきました。テーマを変えながら年1回のペースで継続していきたいと考えております。もし取り上げて欲しいテーマがありましたら担当者までご連絡下さい。