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【開催報告:録画映像・資料つき】EU研究資金プログラム「Horizon Europe」セミナー

2025年06月30日お知らせ

2025年6月12日、新潟大学五十嵐キャンパスにて「Horizon Europe」セミナーが開催され、教員や博士課程学生を中心に46名が参加しました。本セミナーは、欧州連合(EU)が推進する世界最大規模の研究・イノベーション支援プログラム「Horizon Europe(2021–2027)」に関する最新情報を提供し、本学の研究者による積極的な参画を促進することを目的として、研究統括機構およびグローバル推進機構が共催しました。

冒頭では、本学の染矢俊幸グローバル推進担当理事より、Horizon Europeは本学の戦略的国際化の推進に資するものであり、欧州との新たな研究連携のきっかけとなることを期待する旨の挨拶がありました。

続く、講演においては、EU代表部のGijs Berends氏が、日-EU研究協力の意義とインパクト、さらに現在進行中の日本のHorizon Europe準参加国(Associated Country)への政府交渉の見通しとその意義について解説し、Tom Kuczynski氏が、3つの柱、「1. Excellent Science (優れた科学)」「2. Global Challenges and European Industrial Competitiveness (グローバルな課題と欧州の産業競争力)」「3. Innovative Europe (イノベーティブ・ヨーロッパ)」より構成される同資金の全体像を紹介しました。これらの概要説明の後、NCP-Japanの小田扶実子氏が、日本の研究機関がPillar 2(Global Challenges and European Industrial Competitiveness)において、欧州の研究機関とコンソーシアムを形成、または参加機関として国際共同研究プロジェクトに参画する仕組みや、資金申請に関する具体的な注意点を説明し、EURAXESS Japan代表のJudit Erika Magyar氏が若手研究者向け支援制度について詳細に解説しました。

その後の質疑応答や個別相談会では、参加者との活発な意見交換が行われました。特に、MSCA(マリー・スロドフスカ=キュリー・アクション)をはじめとする、日欧間の研究者交流とキャリア形成を支援する制度に対しては、若手研究者からの高い関心が寄せられました。

閉会にあたっては、本学の末吉邦 研究・大学院担当理事より「本セミナーが今後の国際共同研究の具体的な展開に結びつくことを期待し、研究支援体制をさらに強化していく」との言葉が述べられるとともに、本学として研究の国際化を一層推進していく意向が発信されました。

なお、当日の講演スライドおよびセミナーの録画は、学内限定にて以下に公開しております。ぜひご活用ください。

また、本セミナーにかかる質問等ございましたら、研究統括機構 中村 (kenkyo2@adm.niigata-u.ac.jp)までお問い合わせください。

【参考リンク】

セミナー録画画像

セミナー講演資料

開会告知:【開催案内】EUが推進する世界最⼤規模の研究・イノベーション⽀援プログラム「Horizon Europe」セミナー | ニュース | 新潟大学 研究統括機構